Work 2024/03/05 執筆業10年目を迎えました タイトルにもあるように、今年で執筆業10年目を迎えました。 ここまで執筆を続けることができたのは一緒に作品を作ってくださる担当さまたち、作品を読んでくださる皆さま、そして応援してくださる皆さまのおかげです。 呟きのRPやいいね、投稿している作品のブクマなど、いつも本当にありがとうございます。 執筆を始めた頃の自分に10年目を迎えたと言っても信じないでしょう。 自分にとって10年目をこうして迎えられたこと・作家を続けることができたことはありがたいと同時に、とても大きなことでもあります。 Twitterなどでの感想のつぶやきやハガキ、作品のイラストを描いていただくなど、本当に嬉しかったです。改めてありがとうございます。 小説以外にも『Switch』の皆様がナレーターをつとめたオリジナルプラネタリウム『アストロマジックワールド』のシナリオ(監修:Happy Elements様)や『未完成シアノタイプ』(3話・4話)の脚本、縦読み漫画の日本語監修など、小説以外の文字のお仕事も経験させていただきました。 「本の向こう側に行きたい」と思ったことが、私が作家になりたいと思ったきっかけでしたが、本だけでなく、本を飛び出して、さまざまな作品を執筆させていただけていること、またそのような機会やご縁をいただけたことを本当に嬉しく思います。 書きたい作品や挑戦したいことはたくさんあります。 新しい作品(できれば考察をしてもらえるようなもの!)を執筆したいですし、児童向け作品やノベライズ、短編なども執筆させていただきたいです。 また機会をいただければシナリオや脚本(とくに朗読劇の脚本)、漫画原作を執筆してみたいです。上にあげた以外でも「作品やお互いのことを大事にできる方」と、なにか新しいことに挑戦してみたいとも思っています。 実はひとつ新しいこと(これはどちらかと言えば個人で挑戦することですが)に挑戦する予定ですので、まずはその勉強を頑張ります。 10年目初、そして自身初となるキャラ文芸・文庫本『京都東山ネイルサロン彩日堂 ネイルリストは神様のなりそこない』が3月8日にPHP文芸文庫さまより発売されます。 元神様のネイリストがお客様の指先と心を癒す、京都にある不思議なネイルサロンを舞台にした、ほっこり現代ファンタジーです。 本屋さんで見かけた際は、ぜひよろしくお願いいたします。 あなたの本棚に一緒に並べていただけると嬉しいです。 私の「結来月(ゆくづき)ひろは」というペンネームは「次に行(ゆ)く」が由来となっています。10年目も「次に行く」気持ちを忘れず、さまざまな作品を執筆していきたいと思っておりますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。 結来月ひろは PR
作品紹介 2024/02/12 3月8日『京都東山 ネイルサロン彩日堂 ネイリストは神様のなりそこない』発売予定です! タイトルのとおり、3月8日にPHP文芸文庫さまより『京都東山 ネイルサロン彩日堂 ネイリストは神様のなりそこない』が発売予定です! 京都東山にあるふしぎなネイルサロン・彩日堂(さいじつどう)が舞台のネイルにやってくるお客さんとネイルにまつわる、ちょっとふしぎでほっこりするお話が詰まった1冊になっています。 本の表紙はまだ掲載されていないのですが、とても素敵な表紙をつくっていただきました。1枚の絵画のようで本当に素敵なので、早く表紙を見ていただきたいです! すでに各種書籍サイトでは予約がはじまっていますので、ぜひ予約いただけると嬉しいです。 書店で予約いただける際は「作者名・作品名・ISBN」をあわせてお伝えいただけるとスムーズです。以下に作者名などをまとめていますので、予約の際などにぜひご利用ください。 _______________ 作者名 結来月ひろは(ゆくづき ひろは) 作品名 『京都東山 ネイルサロン彩日堂 ネイリストは神様のなりそこない』 ISBN 9784569903835 _______________ 2月12日時点で予約が確認できるサイトは以下になります。 ※すべてのサイトを確認するのは難しいため、ふだん利用されているサイトで「作者名・結来月ひろは」でお気に入り登録をいただけると、発売情報がいち早くわかるので便利です。自分も登録していますが、たまにサイトから来る情報に「出るん!?○月!?」とびっくりします(担当さんからはもちろんいつ頃出るとは聞いてるんですが、予想以上に出るよ情報が早い時があるので) ・Amazon ・Rakuten ・7net ・honto そして私事となりますが、ありがたいことに今年で作家業10年目となります。 マイペースながらも、ここまで作家を続けてくることができたのは、一緒に作品を作ってくださる担当さまたち、作品を読んでくださる皆さま、そして応援してくださる皆さまのおかげです。 本当にありがとうございます。 10年目の最初の作品となる『京都東山 ネイルサロン彩日堂 ネイリストは神様のなりそこない』は自分にとって初めてのキャラ文芸となります。 「キャラ文芸を出したい」という目標を叶えることができたこと、そして作家業10年目最初の作品として、こちらの作品を出版いただけることを本当に嬉しく思っております。 『京都東山 ネイルサロン彩日堂 ネイリストは神様のなりそこない』ぜひお手に取っていただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。
コラム 2023/12/30 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』感想と考察(2/12追記) 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』見られましたか?私は見に行きました。もうよかった、すごくよかった、泣きました。初めて同じ映画をもう1度見に行く経験をして、2回目も泣きました。(第4弾特典の話を聞いて、もう1回行ってきました!キャラクターデザインの谷田部透湖さんの描かれる表情、とくに笑顔がすごく好きなので特典いただけて嬉しいです。ありがとうございます)そして「上映終了までにもう1回見たい!!」と思い(ラスト)入村してきました。回数を重ねるほど、新しい発見やいろいろ考えさせられることがあって、本当にこの作品に出会えてよかったと思います。素晴らしい作品をありがとうございます。そんな、ただのオタクとして感想やら考察やらを語るだけの記事です。まだ見てない人はネタバレもあるので避けてください。初見の人にはできるだけネタバレなしで見てほしい!!いろいろ語ってますが、あくまでも個人的な感想・考察です。「人の数だけ感想や考察があるし、あっていい」と個人的に思っているのと、いろいろな視点からの考察を見るのも好きなので、そんなかんじで読んでください。あとパンフレットは売り切れだったので手元にまだありません。そして、この作品がきっかけで「いろいろな考察が出てくる作品が好きなんだ」と知り「自分の作品で考察してもらっているのを見る」という夢や、やりたいこともできました。ありがとうございます。あとシナリオブックを!!シナリオブックを出してください、公式様!!グッズも大変嬉しいのですが、シナリオブックも欲しいです、公式様!! つづきはこちら
コラム 2023/01/10 2023年もよろしくお願いいたします 遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。 昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。 昨年は初めてのオリジナル単著となる『いけよし!花咲中学華道部』を出版することができました。ずっと書きたいと思っていた「華道部」を題材とした作品を作品・本という形にできたこと、とても嬉しく思っています。 また読者の方から嬉しい感想や作品のイラストもいただき、テストの問題にも使っていただきました。中でも「読者の方に作品のイラストを描いてもらうこと」は憧れのひとつでもあったので、すごく嬉しかったです。本当にありがとうございました。 小説関連以外では非公開案件ではありますが、ゲーム・漫画の二次翻訳を担当させていただいております。素敵な作品をお届けする手伝いができ、とても嬉しいです。 今年もいろいろな作品をお届けできればと思いますので、応援いただけますと幸いです。 2023年も引き続き、よろしくお願いいたします。 Twitterの「#いいねの数だけ2023年にやりたいことを挙げていく」タグでもお話していましたが『いけよし!花咲中学華道部』続巻をお届けしたいという他に、新しい作品やノベライズもお届けできればと思っています。 あとはタグなどでもお話しているように博物館や美術館などが好きなので、博物館や美術館などに関連した執筆関連のお仕事をしてみたいです。 ありがたいことにいくつかお知らせができる予定もありますので、まずはそちらについてお知らせができるよう、頑張りたいと思います。 皆さんにとって、素敵な1年になりますように。
コラム 2022/06/12 先生嫌いだった私が「先生」だった頃の話 先日、大学時代からお世話になっている先生と数年ぶりに会いました。 この先生は理不尽な出来事があった時に私に対して「我慢をしろ」と言わずに、失礼な言葉を投げてきた相手を怒ってくれた、初めての先生でした。 この出来事だけでなくて、これまで積み重ねられてきたことや考え方も尊敬している、私が心から「先生」と呼べる人です。 先生も怒ってくれた時のことは覚えていてくれて、ようやくお礼を言うことができました。 当時はこんな先生がいるのかとびっくりして、まともにお礼が言えなかったので。 「あなたさえ我慢していれば面倒ごとも問題もないのだから我慢しろ」 これまでに出会った先生はこんなスタンスや、こういうことを直接言ってくる人がほとんどだっで、私は大学でこの先生と出会うまで「先生」が嫌いでした。 そんな私ですが、いろいろな縁があって塾で先生をしていたことがあります。 なんでと、そう思われるかもしれませんが、自分が一番なんでなんと思いました。 「こんな自分に先生がつとまるのか」 やることになったからには責任をもってやろうと、いろいろ準備はしていました。 けれど学生時代の経験がその後に良くも悪くも響いてしまうことがあると知っているからこそ、自分が「先生」と呼ばれる立場になっていいのか不安でした。 初めての授業の日、私を待っていた生徒さん達はとても素敵な人で、きちんと話を聞いて、きちんと宿題もやってきてくれる、いわゆる「いい生徒」でもありました。 でも「先生」という人に対して、どこか不信感があるようなところが気になりました。 教えるべきことを教えていれば、それでいい。 そうとわかってはいたものの、それはなんだか嫌でした。 嫌いな先生達のようにはなりたくない、そんな思いもあったのだと思います。 でも、それ以上にそのまま知らんぷりはしたくはなくて「自分にできる範囲できちんと向き合おう」と決めました。 向き合うとは言っても、私はとくべつなことができるわけでも、面白い話が得意なわけでもなくて。じゃあ、なにをしたのかというと、きちんとあいさつをしたり「今、どんなことが流行ってるん?」と当たり障りのない話をしてみたり、本当にちょっとしたことでした。 それしかできなかったものの、そんなことを続けているうちに、少しずつ生徒さん達も好きな人や好きなものの話、今学校で流行っているものの話、学校であった話、いろいろな話をしてくれるようになりました。 塾という場所は学校と似ているけど学校ではなくて、でも学校の延長のような場所でもあって、少しふしぎな場所だと思います。 そんな場所で出会った、これまたよくわからない私のような、一応先生という立場の人間に話をするのは「この人、大丈夫なんやろか?」をはじめ、いろいろな思いもあったのではと思います。 けれど、そんな中でいろいろな話をしてくれた嬉しさは、今も覚えています。 将来の夢を聞かせてくれた生徒さんや学校であった嬉しい出来事を報告してくれる生徒さん、ファンレターやメールの書き方を教えてほしいと休憩時間に来てくれた生徒さん、作文の授業を通じて書くことに興味を持って物語の書き方を教えてほしいと言ってくれた生徒さんもいました。 たくさんのことを経験していく中で、なんとなくしんどいなという時に「そう言えば、なんかいろいろな話をした変な先生がいたな」と。 どうしようもなくしょうもない、理不尽な先生に出会ってしまった時に「なんかあんな先生もいたし、もっといい先生もいるかもしれない」とふと思い出してもらえたら。 決してできた先生ではなかったけれど、先生嫌いだった私が先生だった意味はあるのではないかとそう思います。 生徒さん達が覚えていなくても、それはそれでいいんです。 楽しいことをどんどん上書きしていってほしい「上書き上等!」という気持ちもあります。 ふと思い出すことがあっても、思い出すことがなかったとしても。 これから進む道にたくさんの幸せがあることを心から願っています。