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月と常夜灯

常夜灯系作家・結来月ひろはの公式サイト

『アストロマジックワールド』ありがとうございました。

シナリオを担当(監修:Happy Elements様)させていただきました『Switch』の皆様がナレーターを務めるオリジナルプラネタリウム作品『アストロマジックワールド』の上映が、1月30日で終了となりました。

Twitterで呟いて下さっていた感想、こっそり拝見させていただいていました。
感想もお送りいただき、ありがとうございました。

ふだん感想をいただく機会があまりないので、感想をいただけたことが本当に有難くて、すごく嬉しかったです。

告知ツイートへも本当にたくさんのRT・いいねをいただき、ありがとうございました。
あんなにたくさんのRT・いいねは初めてで、びっくりしました。

素敵なアイドルの皆様、そして素敵なスタッフの皆様と一緒にお仕事をさせていただけたことを本当に嬉しく思います。ありがとうございました。

また新しい星空で、そしてよければ小説などの新しい作品でも皆様とお会いすることができれば、とても嬉しいです。

重ねての言葉になりますが、本当にありがとうございました。

この星空が皆様にとって、素敵な想い出になれば幸いです。

ありがとうございました。

結来月ひろは

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【新作短編集:https://www.amazon.co.jp/dp/B09L3QG7Z9/
【作品一覧:https://www.amazon.co.jp/-/e/B09F29TFZF

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初めて刀剣乱舞ミュージカル『静かの海のパライソ』を見た話と感想

「おすすめの2.5次元ミュージカルを教えて下さい」

少し前にそんなツイートをした際に教えてもらったひとつが刀剣乱舞ミュージカルでした。
私の『刀剣乱舞』はゲームをしていたのとアニメ(活劇・花丸)を見ていてキャラは知っているくらいで、ミュージカルについては「TLでよく見る、とにかくすごい舞台らしい」でした。

「せっかくおすすめてもらったし見たい」と思っていたところにライブビューイングのお誘いをいただき『静かの海のパライソ』の大千秋楽のライブビューイングに参加しました!

この記事は初めて刀剣乱舞ミュージカルを見た、いちオタクの感想レポになります。

・メモは取っていないため、台詞などはニュアンス的なものになります。
・記憶がとんでいる部分・ストーリーが前後している部分は脳内補完して下さい。
・ぼかせるところはぼかしていますが、ネタバレが苦手な方はご注意下さい。
・こちらはあくまでも個人的な感想・考えになります。
・刀剣男士はキャラ名(の一部)で呼んでいます。

死んでいたかもしれない作家がkindle本を出した話(2023 1/29追記)


kindleにて『花咲きて~結来月ひろは短編集~』を配信しました。
kindleUnlimited読み放題対象作品になっています。こちらは読んでもらったページ分が作者に還元されるので、ぜひ読んで応援していただけると嬉しいです。
もちろん電子書籍をご購入いただくのも応援になりますし、とても嬉しいです。

【あらすじ】
人が書いた文字や発した言葉から花を咲かせることがある。
それは「花文字」と呼ばれ、身近にある少しふしぎな現象として受け入れられていたが、
主人公・華の持つ花文字は、他の人達とはちがうものだった……。
(『花咲きて』より)

推しがいる主人公の話、彼と彼女の話、かつての恋人と再会する話、ひとりで年越しを迎える青年の話、お姫様のような友人を持つ女子高生の話、口の悪い婆さんと女子高生の話。

小説投稿サイトに掲載している作品を1万文字近く加筆し、書下ろしを加えた7話が収録されています。

誰かやなにかを想う気持ちがつまったやさしくて、ちょっとふしぎな話の短編集です。

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はじめましての方には、これを機会に名前だけでもぜひ覚えていただきたいです。
よければぜひ作品を読んでほしい、そして売れてほしい……すごく売れてほしいです!!

そんな作者が、なぜkindl本を出したのか。
このコラムではkindl本を出そうと決めるまでと、kindl本の出し方・出すまでの流れについて書いていきたいと思います。



「短編集」にあこがれて

作家を目指していた頃からの憧れ。それが短編集。
一冊に色々な話がつまったそれは作者の脳内の縮図、作者ワールドと言っても過言ではなく、短編集におさめられた作品タイトルが本のタイトルになっているとか、小説雑誌に掲載されていた短編がまとめられた再録本の短編集とか、番外編が集められた短編集とか、もうたまらなく好きでした。

作家となってから数年。
憧れはいまだにあるものの、自分が短編集を出してもらうことは恐らく難しい。
だからこう思いました。

『小説 映画 子供はわかってあげない』発売中です

8月12日講談社KK文庫様より『小説 映画 子供はわかってあげない』が発売となりました。
小説 映画 子供はわかってあげない (講談社KK文庫) | 結来月 ひろは, 田島 列島, 田島 列島 |本 | 通販 | Amazon

『モーニング誌上で大好評を博した、田島列島の人気コミックが上白石萌歌、細田佳央太、千葉雄大、斉藤由貴、豊川悦司ほかの出演で映画化。甘酸っぱすぎる新感覚「ボーイミーツガール」をノベライズ!

〇あらすじ

アニオタ同士という以外に接点などなかったサクタさん(水泳部)ともじくん(書道部)は学校の屋上で知り合う。出会ったばかりの二人はお互いのことをまだ何も知らない。だが、夏休み、サクタさんが部活の夏合宿をさぼって、新興宗教団体に属しているらしい実父を探す旅に出かけることになった。もじくんと、探偵業をいとなむ風変わりな兄も、サクタさんの父捜しに力をかしたことから、二人の距離は急接近していく。やがて探し当てた父は、一介のカルト信者ではなく、元教祖だったのだ。サクタ父娘はぎこちないながらも楽しい再会の日々を過ごしていたのだが、ふとしたトラブルがきっかけでサクタさんは実家やもじくんと連絡がとれなくなってしまい…。主役の二人を、上白石萌歌、細田佳央太が、「どうみても女」な外見の兄を千葉雄大が演じている。お気楽ながら甘酸っぱすぎる新感覚「ボーイミーツガール」小説。』(Amazon商品紹介より引用)

サクタさんやもじくんをはじめ、それぞれのふとしたやりとりや流れる空気感がとても素敵で、そうしたふとしたやりとりや空気感をノベライズでも感じていただければ嬉しいです。
原作漫画のファンの方から「小説も楽しめた」とのお声をいただいております。

映画は8月20日より全国公開が開始となります。
映画・原作漫画とあわせて、ノベライズもぜひお楽しみください。
どうぞよろしくお願いいたします。


だから、私はUFOにお湯を注いで会いに行く



8月16日、お盆が終わりましたね。
ただの休みでしかなかったお盆。けれど祖父母がなくなってからは、ただの休みではなくなり、また違った意味を持つものになりました。

祖父はカップ麺を食べる人で、小さい頃は週末になると「カップ(麺)ですまそうやないか。休みの昼くらい(自分が食べたいのもある)」と祖母達に言い、スーパーに行くと幼い私を連れては一緒にカップ麺売り場に向かい、ふたりで選んだカップ麺をそっと祖母の押しているカートの買い物カゴに入れては「また勝手に入れて!」と怒られたものでした。

カップ麺の中でも印象に残っているのが焼きそばのUFOです。
祖父がとくによく食べていたからというのもありますが「UFOで焼きそば」と当時の私にとってはその名前も、お湯を切ってからソースを混ぜる作り方もすごく不思議なものに思えました。

祖父から少し分けてもらって食べたUFO焼きそばに、家族で囲んだ週末の食卓。
特別豪華なものではなかったけれど、私にとってあの食卓はたしかに幸せな想い出です。

最近はあまりカップ麺は食べていなかったのですが、今日ひさしぶりにカップ麵を食べました。
UFO焼きそばを食べるのは、本当にいつぶりのことか。

お湯を注ぐときにやけどをしないようにすること、ソースはあとから入れること、お湯を捨てる時はシンクに水を流しながら捨てること、勢いよく捨てると麺がこぼれてしまうこと。
それらは祖父母が教えてくれたことでした。

あの頃よりも大きくなった私はひとりでUFOを食べ切ることができるようになりました。それでもあの頃のように分けてもらったUFOを食べたいと。

味が変わるわけでもないのにそんなことを思ってしまうのは今日がお盆の最終日だったからなのだと、そう思います。

だから、どうしようもなく会いたくなった時はUFOにお湯を注いで会いに行くことにします。